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第14回日本プロ音楽録音賞2007

この度、第14回日本プロ音楽録音賞の優秀賞を受賞させていただきました。
私のレコーディング人生20年目にあたる節目の今年、このような素晴らしい賞を頂けた事は、本当に価値ある事だと、心より皆様に感謝致します。

今後共、より一層レコーディング技術に磨きをかけて行きたい所存でございます。

<受賞作品>
塩谷哲トリオ/ERTHEORY
http://www.earth-beat.net/

しかし録音賞は日本では唯一これだけです。
アメリカではグラミー賞(超メジャー)にベストエンジニア部門とかあるのですが、日本のレコード大賞、FNN歌謡祭…..などには何故ないのだろうか?

残念だが、日本人のレコーディングエンジニアに対する評価、認知度の低さが、邦楽と洋楽との音楽レベルに明らかに関係してるでしょう。

それを打開することが私の使命であり、それを成し遂げたときこそが、一般的にもある一定の認知度を得ることが出来る時になるのでしょうね。

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Good Dog Happy Men

今回トータルで23曲にも及ぶレコーディング、MIXDOWN、マスタリングの全行程を全て一人で担当させていただいたここ数年来では久々となるフル参加作品が出来上がりました。

それだけをとってみても、最近ではMIXだけとかアルバム数曲とかが多い中、メンバー並びにクライアントの相当な気合の入れようが感じられました。当然私もその期待に十二分にお答えしたく一点の妥協もない完璧な作品を生み出せたと思っております。

シングル4曲入りが2枚とアルバム15曲入り1枚の計3タイトルですが全て違う曲。(通常はシングルの1曲目はアルバムに入れる事が多いのですが…..)それだけに聴きごたえ満点です。

私は今回サウンドプロデューサー的な参加をさせていただいたと思っておりますが、その中の一つでは、
全ての曲に時代設定を設けその時代のテープレコーダー(STUDER2inch,1/4inch,1/2inch,8chトラックレコーダー、PROTOOLSなど)、マイク、レコーディング手法を全面的に再現した実に手の込んだ内容になっております。

ある1曲はバンドメンバー4人に縦一列に並んでもらいマイク1本とか、
マイク4本立てて1トラックに録音したりとか….イコールMIXとか、
スタジオの窓全開で、外の音も同録したりとか…その曲はマイク3本位….
あるMIXではコンピューターを使わずマニュアルで行ったりとか….
もちろんマルチレコーディングも行いましたし、PROTOOLSでEDITバリバリの曲もあります。
とにかく思いついた事は全て行ったと言っても過言ではありません。

マスタリングにおいても時代設定を壊す事なくハイファイありローファイありモノラルありでレベル差や音像もかなりバラエティーにとんでいるにも関わらず何ら違和感なく自然に聴ける完璧なマスタリングを行ったと思っております。

今年1月から始まったレコーディングも9月末までに及んだ、自身最長レコーディングとなりました。

それだけに思い入れも相当なもので出来る限り多くの人に聴いていただきたいと願っております。

*写真は打ち上げ中ですので、皆表情が緩めです。

http://www.gooddoghappymen.com/

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GDHM 2

8chテープレコーダー

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GDHM 3

右上に見えるのがALTEC、左下がフェアチャイルド、そして愛するOLD Neve1073

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市川秀男&山木秀夫

市川秀男さんのピアノトリオのレコーディングを行いました。
私が最も尊敬するドラマーの山木秀夫さん。そのお師匠さんという事で、ここ数年来ない緊張感で挑みましたが、とてもやさしく接していただきまして、2日で7曲完パケ(MIXDOWNも含め)という凝縮されたレコーディングではありましたが本当に納得のいく良いレコーディングが出来たと思います。

市川さんは現在62歳なのですが、そのタッチの柔らかさ、動きの速さ、恐るべき方でした。

“市川秀男&山木秀夫”タイトル発売日未定
http://shiosai.cocolog-nifty.com/ongakujin/2007/08/post_cd07.html

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CRYSTAL KAY LIVE

CRYSTAL KAYの1年ちょっとぶりのライブに行きました。
久々に観ましたが、歌はほんと一寸の狂いもなく、上手くなっているし、最後までその歌声は全く衰える事もなく、むしろ最高の状態のまま終演を向かえたと感じました。

ライブパフォーマンスも完璧で、アーティストを評価する上での最重要素として、アーティストが放つオーラであったり、言動、たち振る舞い、表現力などが挙げられるが、その全てが昨年と比較しても格段にレベルアップしており、完璧だと感じた。
お客さんとの距離もとても近くなり親近感もすごく出てきたと思う。

今回発表したアルバムが見事に自身初のオリコン1位に輝いたのも納得いく。

私自身としても今作からMIXDOWNを半分以上任され(今までは2.3曲)、その作品で1位を取れたのは心から誇らしく感じております。

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PUFFY

PUFFYさんのNEW ALBUMに4曲参加させていただきました。

写真はお二人のMIX時のフェーダーバランスなのですが、ほんとEVENバランスででPUFFYサウンドになるんですね。見事。

どんな曲を歌ってもちゃんとPUFFYサウンドになるもんで、見事に1曲1曲ごとにその花が咲きます。

これが長年TOPに君臨する由縁なのでしょうね。

また、全てのレコーディングの過程に参加されるその姿勢はアーティストの鏡だと感じました。

以前私自身もPUFFYさんと同じソニーミュジックアーティスツに所属しておりましたが、その時は一度もお会いする事もなく、ご縁がなかったのですが、ここにきて青山のCAFEでYUMIさんにバッタリお会いしたり、マネージャーさんとも街中で偶然お会いしたりで何かとても縁を感じたセッションでした。

http://puffy.hit-r.com/

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AKB48

先日AKB48の新曲MIXを行ったのですが、
VOCALトラック(写真+α)だけで80トラック近くある事も他に類を見ない事で、そのパワーといったら凄まじいものがありましたが、

それもさることながらVOCAL DATAの見事なまでにデザインされた並び、美しいです。

こういう事ってどうでもイイ事のように思いがちですが、確実に音にとってプラスになります。
ファンの皆さん、仕上がりに期待してください。

また、アレンジは大好きな井上ヨシマサさんで、作詞はもちろん秋元康さんという鉄壁な布陣です。

AKB48では初となるマスタリングも今回は私自身で行いましたので今までとの違いを楽しみにしてください。

http://www.akb48.co.jp/

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高見沢俊彦mastering

高見沢さんのmasteringも無事終了しソロアルバムが完成しました。

今回の作詞家はそうそうたる顔ぶれで、とてもバラエティーにとんだ内容になっております。
綾小路翔(氣志團)/浦沢直樹(漫画家)/リリーフランキー/宮藤官九郎/つんく/みうらじゅん/向井秀徳(ZAZEN BOYS) (五十音順)

音の方もMIX,MASTERINGとも全て私が行い高見沢さんとも密なやり取りを繰り返し、完璧な内容になっているのでは。

特にDRUM,EGTR,VO,CHOの関係が聴きごたえあるのではと思います。
LRの位置、張り付き具合に最新技術を駆使して行った成果が存分に発揮できていると思います。

また、未だ衰える事のない高見沢さんのEGTR,VOは圧巻です。

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高見沢俊彦mixdown

今、高見沢さんのsoloアルバムを制作中ですがその中の一曲のすばらしい波形です。(BASS)

高見沢さんは常に熱いハートの持ち主で、音楽に対してとにかく精力的で情熱的であり妥協をゆるさない方です。
また、私の様な若輩者に対してもとても信頼をしてくださり、いつも優しく接してくださいます。

人間的にも音楽人としても、とても尊敬しています。

今回のMIXは全て私が行います。

MASTERINGもやります。

期待してください!!

http://www.takamizawa.com/top/top.asp