今年も年間シングルチャートが発表になりました。
私がmixを担当させていただいたアーティスト楽曲が、
4年連続で好成績を収めました事、
皆様に心から感謝致します。
TOP10中の7つを独占。
1位、2位、3位、4位、7位、8位、9位。
TOP25中の15個を。
11位、12位、13位、14位、21位、22位、23位、24位。
TOP100内の約4分の1にあたる計24個を。
ありがとうございました。
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少し前になってしまいましたが、
電気グルーヴの卓球さんから
とても有難い言葉を頂戴しましたので
紹介させて頂きます。
“高音域の処理が緻密で綺麗で他のエンジニアとは比較にならない”とのお言葉。
電気グルーヴとの出会いは私が23歳の時だったと思うので、
今から約21年前です。
mix担当は3年に1回位の周期になったとはいえ、
今尚一緒に音楽を作っている中では最長です。
本当に嬉しい限りです。
21歳でメインエンジアデビューをした私は、
当時国内のHIP HOPアーティストの殆どを手掛けておりましたが、
音楽的にも既に世界的レベルにあった卓球さんとの出会いによりテクノへの開拓が出来た事が、
エンジニアリングの振り幅として相当な物を手に入れる事になったのは間違いありません。
今の私にとって卓球さんとの出会いが
確実にターニングポイントになった事、
卓球さんには今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
そんな卓球さんからのコメント、
私の音を本当に理解して頂いている事にも感動です。
一昔前までのプラグインがない頃は音の処理は全て
アウトボードで作っていたのですが、
その頃は低音域の分離感や音圧感や”ブリブリ”といった躍動感を出す事がとても難しく、
それを極める事に挑んでおりました。
何故なら国内のエンジニアでは出来る者がいなかったからです。
今ではそれはプラグインによってかなり簡単に出来る様になったが故、
現在リスニング環境で主流となっている、携帯やパソコン上で重要となってくる高音域の分離感に挑んでおります。
もちろん低音域も重要視はしております。
その高音域の事に気づかれた卓球さんは
やはり最高レベルのアーティストだなとつくづく思いました。
心から感謝させていただくと共に本当に光栄に思います。